11/2 V6にもらった愛と笑顔を胸に
2021年11月2日(火)
今の私の気持ちは、「晴れやか」「寂しい」「安心」「感動」「悲しい」「幸せ」と、本当に様々な感情が入り混じっていてなかなか難しい。
ただ、少なくとも昨日までの私が想像していたより、ずっと穏やかな気持ちでいられている。
それは間違いなく、人生で初めて好きになり、応援してきたアイドルグループ『V6』と、昨日配信で観た『LIVE TOUR V6 groove』のラスト公演のおかげだ。
私は、今回のツアーのチケットをとれなかった内の一人だ。
こんなに大好きなのに、最後に会えないんだ。
会って「ありがとう」も「大好き」も伝えられないんだ。
※今回は、行っても声を出すことはできなかったわけだが
辛くて、悲しくて、それでも最後の日は近づいてくる。
『ラスト出演』の文字が連日飛び込んでくるテレビ予定表。
その多くを、私はまだ見れていない。録画だけして、怖くて見れなかった。
いつもならレポ巡りをするはずのツアー日程日も、徹底的にその話題を避けた。
『どうして今私はそこにいないの?』と思ってしまうから。醜い嫉妬が溢れ出すから。届いた今回のツアーパンフレットも、結局見れていない。
たまに投稿を見かけてしまった時に、言い方が難しいが『そこまでファンというわけではないけど、機会があって入れてしまった』ような人を見ると即ブロックやミュートをしてしまうくらい、どうしようもない感情だった。
メンバーのブログや他媒体も避け、アルバムも買うだけ買って一回くらい聞いた後は避け、過去映像も見られなかった。
それでも好きだったから、周りの人に布教だけはしていた。
10/26(火)。学校へ行こう2021の放送日。
さすがにこれだけは見なければと思ってTVをつけた。
楽しかった。みのさんのシーンでやっぱり泣いてしまったけれど、私が好きになったV6はしっかりとそこにいてくれた。
少しだけ、気持ちが軽くなった気がした。
11/1(月)
事前に買った配信チケット。
TVに画面を映して、部屋を暗くして見守った。
不思議な気持ちだった。ただ、『見るのが怖い』という気持ちはなくなっていたように思う。
ただただ、『見届ける』という気持ちが心を占めていた。
正直ここから約2時間半。記憶は飛び飛びだ。これはV6のライブの後ではいつものこと。
ただジェットコースターのような感情がずっと心を巡っていたことは覚えている。
すすり泣いて、笑って、過去を思い返して、過呼吸かというくらい泣いて、また笑って、かっこいいなって思って、かわいいなって思って、ダンスも歌も本当にうまいなって思って、好きだなって思って、楽しいなって思って、幸せだなって思った。
V6を好きになってからこれまで積み重ねた感情を、ひとつひとつ確認していくような時間だった。
『配信じゃ満足できないかも』なんて杞憂は一瞬で吹き飛ばされた。
この人達を好きになって良かったな。このアイドルを応援しようと思って、してきて良かったな。と、心の底から思えた。
そして同時に、『幸せでいてね』と思えた。
あれだけ嫉妬していた『現地に行けた人』のことも、『この人達が、今ここで彼らを応援できてよかった』『彼らを満席の会場で見送ることができてよかった』とさえ思えるようになった。
ただ、やはり三宅健というアイドルが言った『どうして私はここにいないの、と思っている方もいると思う』という言葉に、かなり救われた。
そういう想いを抱きながら、今回ツアーに参加できなかったファンがいるということをちゃんとわかってくれているという明確に言ってくれることは、救いだった。
※もちろん6人共わかってくれているとは思う。ただ、それをちゃんと言葉にしてくれるのが三宅健だ。本当にプロ。
普段とは違う雰囲気やそれぞれの表情を垣間見ながらも、ライブは『普段通りに』という気概を見せながら進んでいく。
ただ、メンバー的にはしたくなかったのだろうが、一人一人の挨拶の機会がやってきた。
長野くんが言葉を詰まらせたところで、やっぱりまた泣いた。
話は変わるが、V6の解散が発表された時、悪意なくそれをほんの少しいじられた経験がある。
『軋轢があって解散するわけじゃない。それなら、私は見届けるという選択をする』と言った私の言葉に、『でもファンにはメンバーの本当のところなんてわからないでしょ?(不仲や軋轢が実はあったのかもしれないよ?というニュアンス)』と言葉を返された。
それは正しい。確かに私は、彼らのファンでしかない。本音なんてわからない。
でも少なくとも、『26年分の彼らの半生を見てきた』のだ。
どんな時にどんな表情をしがちで、どんな行動をしがちで、どんな感じ方をする人なのか。それはファンでない人よりはわかっているつもりだ。
だから、私は私が見て来たV6と、V6が見せるV6と、今私が見ているV6だけを信じる。そう丁寧に返せばよかったけど、その時は『ファンじゃない人よりかは知ってるわ!!』としか返せなかった。ま、本当に悪気はなかったのだと思うが。
話は戻り、メンバー一人一人の挨拶。
一言で言えば、『らしい』挨拶だった。共通していたのは『ありがとう』の言葉。
そんなのこっちもありがとうだよと思いながら、今も思い出して涙が出て来た。
どうしても、森田剛の『これでさよならじゃない』という言葉に救われてしまう私を誰が咎められるだろうか。いや、咎められない。
皆の挨拶それぞれに言いたいことが3日分くらいあるが、中でも……V6のリーダー、坂本昌行。
「やっぱアンタ、リーダーだぜ!」と叫びたくなるような名挨拶。
本当に、救われました。どうしたって少ししんみりしてしまう空気の中、明確な希望を連れてきてくれた気がした。
その後はもう、26年間アイドルを続けてきた最高のアイドルグループ、V6の独壇場。
アイドルはいろんな気持ちをくれるけれど、やっぱり一番は、最高の笑顔と、最高の幸せをくれるのだと、改めて感じた。
※「ありがとう」企画にも「メッセージカード」企画にも参加した。会場に実際の声を届けられるこの企画は、本当に嬉しかった。スタッフ様、ありがとうございました。
少しだけ、泣いて泣いて、寂しくて、自暴自棄になってしまうような終わりがくるんじゃないかって怯えてた。
でも、本当に、楽しかった。
V6のルール『楽しもう』を最後まで貫いてくれて、ありがとう。
本当に幸せで、楽しくて、最後まで攻め続けてくれた人たちだった。
歯切れの悪い最後になんてせず、V6達は私達に感謝と愛を伝えて、『また遭う日まで』、光の向こうに去って行きました。
少年時代の青春を閉じ込めたような、大人の男性の魅力を箱詰めにしたような、人生の喜怒哀楽を包み込んでくれるような、笑顔溢れる日々を寄せ集めたような、そんなアイドルは、私を笑顔にしたまま、最後の日を駆け抜けました。
その約1時間後、V6の新曲が発表されました。
もう、なんなんだろう。そういうあなた達を好きになったんだよ。
事実は小説より奇なりという言葉を、V6は体現してくれる人達。
二次元のコンテンツも好きな私ですが、V6よりもファンタジーなお話はない。
これでお別れじゃない。
また遭う日まで。
6人も私も生きているんだから。
本当に、出会えてよかった。
人生で一番辛いときに、心の支えになってくれてありがとう。
幸せで楽しい時間を、ありがとう。
あなた達を好きになった自分を誇らしく思います。
私の、世界で最高最強のアイドル『V6』
永遠に、大好きです。
ありがとうと言わせてほしい。たとえば100年経っても。
きっと変わらず僕はまだ、今日を、覚えているよ。
私はこれからも6人を応援し続ける。
大好きな6人のわちゃわちゃは、今度はいつ見られるかわからないけど。
でも、生きていれば奇跡は起き続けるから、期待だけはしておこう。
ありがとう。V6。
井ノ原快彦
これからもよろしく。
永遠に、大好きです。
2021年11月2日